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2014年9月28日日曜日

心の目@ヨガと目


最近、コンピューターの画面を見る時間が長く、どんどん、視力が落ちているのと、
乱視がすすんでいて、、実は、、めがねの度数を調整しなければいけないな、、
っと思っているのですが、

この体の部位の「目」とヨガのクラスやヒーリングのクラスでお話しする「第三の目」
私はこの「第三の目」のことを、よく、心の目とお話しすることが多いのですが、
瞑想をするときにも、目は閉じますが、この第三の目に集中して、瞑想します。

「目の状態」はヨガの全哲学を包括するほど多くの要素が詰め込まれた
 部位だと思っています。

もっとも、この他にも「背骨の状態」や「息の状態」も同じようにヨガの全哲学を
包括していると思っているのですが、そしてついでに言いますと、
この「背骨の状態」を追求していくと「アーサナ」という哲学が生まれ、

「息の状態」を追求していくと「プラーナーヤーマ」という
  哲学が生まれると思っています。

ヨガが目指す主客調和の哲学、空の哲学がそれらに凝縮されているのです。

アーサナについて言えば、ヨーガスートラに登場する「安定」「快適」という、
わずか2つの言葉がそれを表しているのですが、それをさらに分解していくと、
チャクラという考え方へと行き着きます。

本当に簡単にこれについてまとめると、次のような感じになります。

・第1チャクラ:安定の感覚。重さ、揺るぎなさ、根気強さを培う
・第2チャクラ:活力の感覚。力の源泉。活力、意欲、元気を培う
・第3チャクラ:覚醒の感覚。凛とした感覚、すっきりした感覚を培う
・第4チャクラ:開放の感覚。清々しさ、広がり、気楽な感覚を培う。
・第5チャクラ:解放の感覚。放棄、帰依して受動的な感覚を培う
・第6チャクラ:静寂の感覚。空っぽで、ただ感じている状態を培う

上記のような様々な要素がひとつになった状態が瞑想であり、
その瞑想の中では、能動的な要素=主と、受動的な要素=客が渾然一体となっています。

ヨガでは、これらの要素をアーサナ(ポーズ)の中で育み、
背骨の調整を通して主と客がひとつになった状態を深めようとします。

・・・かなり前置きが長くなってしまいましたが、
この背骨の調整とまったく同じように、
目もやはりこれらの要素がすべて渾然一体となって調整されたとき、
私たちは瞑想の深みへと導かれることになります。

順に見ていきますと、目に対しても、まず求められるのが安定感です。
目が据わると言うと聞こえはよくないですが、
目線がふわふわと泳ぐことなく一点に結び付けられている状態は、
心の安定感を育み、瞑想の基盤となる不動の精神状態を築きます。

そして目の活力。死んだ魚のように淀んで濁った目ではなく、
澄み渡って活き活きとした輝きを放ち、内面的な活力や意欲が溢れ出ている状態

そんな活力に満ちた目は、必ずどこかに焦点が合っています。
それが第3の要素、フォーカスです。

ピントがぴったりと合って焦点が合い、
クリアに対象を見ることができているということは、
意識が覚醒していることを意味します。逆に焦点が合わないうつろな目は、
意識がクリアではなく、朦朧とまどろんだ状態を表していています。

そして第4の要素は開放、広がりです。

狭くて暗い視界ではなく、広がった明るい視界。
例えば、義務感で焦点を合わせようとしたとき、
私たちの視野は必ず狭まり、視界全体が少し暗い感じになります。

ヨガでも無理に必死にドリスティをしていると、
ここを見よう次はここを見ようと
義務感によるフォーカスを行い、視野が狭く、視界が暗くなってしまいます。

そうではなく、目の前に広がる大草原や大海原を眺めるように視野を広く保ち、
その上でその中の一点に確実に焦点が合っている状態。そんな目の状態に近づくことで、
心をも開放的な状態へと導くことができるのです。

そして第5の要素は脱力。

目がとても受動であるということです。
私たちは、とかく目を能動的に働かせ、
見よう見ようと頑張って目を緊張させてしまいがちです。

広がりや明るさはその緊張を軽減してはくれますが、
目を受動的にしないと完全には緊張を解消することができません。
目を受動的に保つこと。

それは「目で何かを見る」のではなく、「目に何かを映す」という感じのもので、

この状態を追求することで、目は理想的な状態へと調整されます。

能動的でありながらも受動的

まさにヨガが目指す主と客の調和といえる状態が、
目という本当に小さな部位の調整で行えるわけです。

だから、瞑想を行う際の目の状態はとても大切で、

同様にアーサナを行っている際にもとても重要な要素になるわけです。
そして何よりも、この目のチューニングを、
アーサナや瞑想の際に繰り返し練習することで、
日常生活で瞑想的な精神状態を育む、とても大きな足がかりとなるわけです。

目の調整を通して瞑想へと近づく。

と書きつつも、パソコンの画面に並ぶ小さな文字を、
「目に映す」のではなく「見よう見よう」としている私は、
この瞬間にも精進せねばと心に誓うのでありました。

皆さまの目もShantiでありますように!



10月の瞑想会は
10月10日(金)午後7時30分〜9時
10月23日(木)午前10時〜11時30分
詳細はこちら
各定員 先着5名まで
場所 銅鑼湾 ベネッセンス
参加費 300ドル

来月のベネッセンスサロンでの
子連れヨガ開催は
10月16日(木)10時〜11時15分
を予定しております。
定員4名
参加費は250ドルです。
★yoga shanti のレギュラークラスメンバーは200ドル

通常の子連れヨガクラス
毎週月曜日11時10分〜12時10分
チムサーチョイスタジオにて
随時トライアル無料受付中です。

マタニティヨガクラス
毎週火曜日11時15分〜12時15分
銅鑼湾ベネッセンスにて
定員4名(10月より)
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