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2013年3月5日火曜日

「幸せになりたいですか?」@ア―ユルヴェーダ的御話





今日は初めに、皆さんに質問をしたいと思います。

「幸せになりたいですか

ほとんどのかたが、、「YES」・・・ですよね?・・・ ですよね???笑
 
では、

「あなたにとっての幸せってなんでしょうか

百人いれば、百人なりの幸せがあると思います。



思い浮かべた「幸せ」な状態、のベースにはいったい何があるのでしょうか?

私の場合、、「幸せな私」の土台となるもの、

それはやはり「健康な私」 と思います。


先ほどふっと思い浮かべた「幸せな私」が、もしなんらかの病気を患っていたら・・・

例えば。。

裕福で恵まれた環境で何不自由なく暮らしていたとしても

健康でなければどうでしょう・・・


体調がいつも優れず鬱々とした状態で暮らしていたら、

それは幸せを感じることができるでしょうか。。

実際、私は10代~20代前半くらいまでは、

体調が悪く、毎日どこかしら不調で。。

今日はとっても気分がいい!!!とっても幸せ~!

っと思ったことが無かった気がします



私がインドで出会った伝承医学

「アーユルヴェーダ」


アーユルヴェーダがいう健康とは、

「病気ではない」という消極的なものではありません。


毎日が清々しい目覚めで始まり、

朝の自然な排便があり、

食事が美味しく、仕事への熱意もあり、

そして楽しく遊び、健やかな眠りがある。


こういう状態を「健康」としているのが、アーユルヴェーダの考えです。

 プラクリティとヴィクリティ

私たちには、持って生まれたドーシャバランスというものがあります。

これは、受精の瞬間に決まり、一生変わることのない両親から受け継いだ体質、個性のことです。


この生まれ持ったドーシャバランス

体質のことをアーユルヴェーダでは 「プラクリティ」と呼び、

「本来の自分」であると考えます。自然療法的にいうと性質・・


そして私たちは、この状態に近づき維持できているとき

「真の健康」を得ると
アーユルヴェーダでは考えられています。

しかし残念ながら

ほとんどすべての人は生まれてから今日までの生活の中で

ドーシャのバランスを乱す暮らし方をしてしまっています。


このバランスが崩れている状態=
プラクリティから遠ざかっている状態を

「ヴィクリティ」と呼びます。

※アーユルヴェーダーには、
3つのドーシャ「ヴァータ・ピッタ・カッパ」があります。

「ヴィクリティ」とは


負のエネルギー・毒素 =アーマの蓄積による不調だったり、

大きな病につながっていく状態のことです。


そしてそのアンバランスな状態(ヴィクリティ)が長く続くことで、

その状態の自分が、
本来の自分だと思い込んでしまっていることが

よくあるのです

例えば、生まれ持った体質がヴァータ・ピッタの方が、

日々のストレスからお酒を飲み甘いものばかり食べているとします。


過度のアルコールも甘いものも、カパを増やす要素です。

本来一番低いドーシャであるカパが乱れ、一番高くなると、

ヴァータ体質のほっそりとした


体型ではなく、太りやすいぽっちゃり体型になったり、

本来は活動的で社交的な性格をもつ


ピッタの性質が影を潜め、お尻に根が生えたような停滞した感じがしてきます。

まさに、ヴィクリティが、プラクリティ(本来の自分)を

覆い隠してしまっている状態になってしまいます。


アーユルヴェーダとYOGA

現代の私たちは、皆、間違いなくアーマを持っています。 


それは、体に入れた食事が上手に消化、代謝されず

溜まっていったり、
日々の精神的ストレスや、ネガティブな発想、他人への苛立ち、

嫌悪などのアーマです。

ドーシャが乱れるとアーマを溜め、

アーマが溜まるとさらにドーシャを乱します。


負のスパイラルですね~

「ドーシャの乱れ」・・アーユルヴェーダをいくら勉強しても、

専門書を何冊読んでも、それは言葉での理解に留まります。

大切なことは、その知識を体感することで、

そのときはじめて本当の智慧となるのです。

それには日頃から、ご自身の心と身体の在り方を繊細に

観察していくことが不可欠です。


そして日々の暮らし方と心身の変化に目を向けてあげること。

意識をそこにフォーカスすることで、

ドーシャというエネルギーを体感し、

バランスが取れている状態なのか、アンバランスな状態なのか、


その乱れはどこに現れているのか、またこの乱れの原因は

食事の内容に問題があるのか
人間関係のストレスなのか

では、今日はどう過ごせばこの乱れを整えることが出来るのか・・・


そういった考えが持てるようになると、

アーユルヴェーダの智慧が生活の中に生き生きと根付いてくるので
はないかと思います

それには、YOGAの実践がとてもよいのです。

YOGAのポーズは、

身体の隅々にまで、注意深く、意識を向けていきます


そして、内なる自分の源へ、丁寧に語りかけます。

これは、日常生活の中ではつい無視してしまいがちな、

心や身体の在り方、
その変化に丁寧に

目を向けてあげること
なのです。

内なる源、そこには「本来の自分」がいます。 

その本来の自分に」にアクセスする方法が、

YOGAのポーズ そして 瞑想です。


また、YOGAを実践していくと

余計なことに惑わされない精神的な強さが身についてきます


これは、精神的なアーマの蓄積を防ぐ重要な方法です。

同じ事柄でも、ポジティブに捉えるか、ネガティブに捉えるかで、

かなり、その出来事に対する結果が変わってきます。

過ぎ去ったことを根に持ちイライラするよりは、

「まぁいいかぁ」と前向きに
手放してみましょう。

過去に執着したり、起きてもいない未来に思いを寄せることは、

心を疲弊させるだけです。


私たちの心と身体は、とても正直です。

その心と体からのメッセージに気づいてあげられるかどうかは、

自分の意識次第
です。

体と心からのSOS のサイン。



肩こり、頭痛、便秘、めまいや発汗、ニキビや発疹、

イライラや悲しみ、焦りや嫉妬、
そして憂鬱感・・・。

すべてが、私たちの内なるところからのメッセージです。

そしてこのメッセージに気づいてあげられるのは、

他でもないご自分だけなのです。


YOGAを通して、「本来の自分」に出会えますように。

それが、誰から与えられるでもない、気にする必要もない、


飾り立てる必要もない、自分自身の真の幸せになっていくのではないかと思います。

ひとりでも多くの方が、

インドの伝承医学であるアーユルヴェーダに興味を持って、


実践し、健康と幸せを手に入れられますように・・・

Om shanti. 

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